ハンターガイド3
だいぶ時間が経ってしまいましたが、3日目です。
3日目は午前中のみのプログラム。
鹿肉を使った料理体験です。
メニューは「鹿肉カレー」「茹でアスパラ」「蒸しジャガイモ」の3品。
鹿肉は鷹栖の山恵さんからスネ肉を4Kg仕入れてきました。
アスパラとジャガイモはもちろん北海道産!
米は東川米!
2日目と違い、元気いっぱいでスタート。(笑)
4班に分かれて、それぞれがこちらで用意した流れにそって料理開始です。
米をひたすら炊く、肉をひたすら切る、野菜の皮をひたすらむいて切る。
要領が良い生徒、友達に「違うっ!」と言われながら頑張る生徒、野菜と肉がほぼ生で水入れちゃう班、早くにカレーのルー入れちゃう班。
と、様々な物語が次々に進んでいきます。
でも、みんなワイワイと楽しそうに作り、手が空いた生徒たちは外へ出て薪割り体験。
これも面白い。
手本を見せて、「さぁどうぞ!」と始まります。
全然力を入れず上手に割る女の子がいれば、力いっぱいに振り下ろし全然割れない男の子。
そんなこんなで順調に進み、押すことなく昼食タイム!
みんな「美味しい!」と声をあげ、おかわりしまくる生徒も多数。
とても楽しく嬉しく感じたのは、生徒みんなの顔を見ると「満足度」がわかったこと。
最後に、3日間の締めくくり。
各班の自己課題の答えが出たか、考えが変わったか、などを代表者から発表してもらいました。
印象的だったのは、「命」や「共存」、そして「人間」「環境」といった言葉が次々に出てきたこと。
みんなの前で照れながらも、僕の目を見てまっすぐと話してくれる姿には、目頭が熱くなりました・・・。
出発の時間前、みんなで集合写真を撮ってからバスに乗り込みます。
僕はバスの扉の横に立ち、できるだけ生徒一人一人印象に残った言葉を発しました。
ずっと写真を撮ってくれていた生徒、大食いのラグビー部の生徒、鹿肉切りたかったけどご飯炊く係になってしまった生徒、空手部の女子生徒、最後の最後ではしゃぎすぎて足を怪我した生徒。
動物園のバスターミナルで、バスに乗り込み挨拶した時から、「まっすぐ、自分の言葉で、熱く話をしよう」と思っていた。
面倒臭いオヤジの戯言かもしれないが、みんなには伝わったようで本当に嬉しかった。
最後、バスが見えなくなるまで手を振って、無事に終わりを遂げました。
良い仕事だと、心から感じた3日間でした。